こんにちは
10月に入り山の上からは紅葉の便りが届き始めました
つい先日まで
19時ぐらいまで明るかったのに、いまはもう18時で真っ暗
秋が急速に早まっていることを感じます
前回のブログで不調のない更年期をおくるための、5つのポイントを書きました
- 適度な運動
- 腸内環境を整える
- 深い呼吸
- 体を温める
- 心も体も頑張らない
今回はその5つのポイントを一つづつ見ていきたいと思います
1.適度な運動
前回書いた様に自律神経にはイケイケモードの交感神経とゆったりモードの副交感神経があり
激しい運動は、交感神経優位にし、呼吸が浅くなり、ゆったりモードのスイッチが入りにくくなります
また、激しい運動は体のなかに活性酸素を発生させてを酸化させます
酸化すると、体の中の錆を増やし、健康な細胞まで錆させてしまうので老化がすすみ
免疫活動の大半を担っている腸の中の悪玉コレステロールと
酸化が結びつくと、動脈硬化を加速させて血管をも老化させてしまいます
こうした理由から
ジョギングよりウォーキング、エアロビクスよりヨガやピラティス、太極拳などの
ゆったりした呼吸での動きが、更年期以降の運動に適していると言われています
ですが、マラソンだって、エアロだってやりたい!!という方もいらっしゃると思います
上記に書いたことを頭に入れつつ、ご自分の体と対話しながら試してみてくださいね
2.腸内環境を整える
腸は第二の脳とか、免疫の大半を司るところとテレビや本でもいわれています
腸内の蠕動運動で内容物を動かしてきますが、この蠕動運動にも自律神経が関わっています
交感神経が優位になると、この蠕動運動は低下し消化のシステムはシャットダウンし
便秘になりやすくなります
便秘になるということは、腸内の環境がよろしくない状態で
血液の質を決める腸の中がよろしくないと、血液の質もよろしくなくなる訳です
こうした理由から、逆説的に
腸内環境を整えていれば、自律神経も整いやすくなるのです
3.深い呼吸
私のピラティスレッスンに来ていただく方ほぼ100パーセント近く
呼吸が浅くなっています
自分も含め、皆さん、仕事や子育て、ただ日々の生活をおくっているだけですが
その生活に追われ、また都会の環境の中で常にストレスにさらされています
ストレスにさらされ呼吸が浅くなる。。。
はいそうです、交感神経が優位
交感神経が優位になると血管がきゅっとなり、体の末梢まで血液が回らなくなります
緊張しすぎたときに、手足が冷たくなったことありませんか?
緊張すると、呼吸は浅くなり、深呼吸しなさいと言われるのはこのためです
深い呼吸は副交感神経を優位にするので
一日の中で5分だけでも意識して深呼吸するのは良いかもしれません
そして深い呼吸は
話題のストレス対策、マインドフルネス瞑想にもつながります
マインドフルネスとは:
今の瞬間の現実に常に気づきを向け、その現実をあるがままに知覚し
それに対する思考や感情にとらわれないでいる心の持ち方をいいます
マインドフルネス瞑想は静かに呼吸に意識を向け、呼吸だけに集中し、マインドフルネスな状態をつくります
ピラティスのレッスンでは深い呼吸をしながら、動きと体にかなり集中するので
思考したり感情を抱いている暇がなく体の気づきに意識をむけているので
このマインドフルネスと同じだなと思ったことがあります
4.体を温める
体の体温が高い方が健康に良いことは皆さんご存じだと思います
冷えのぼせ
聞いたことありますか?
頭の方は熱く、足先は冷えている状態。
冷えていないとおっしゃっていても、大体の方がこの感じになっています
女性にとって冷えは大敵です
マタニティピラティスの勉強をした時も、楽な安全なお産のために
とにかく冷えを体の中に入れてはいけないと言われました
私たち世代の方は親から、女の子は冷やしちゃだめといわれ
小さい頃は、毛糸のパンツはいていませんでしたか?
男性より脂肪が多い女性は、どうしても冷えやすくなります
さらに怖いことに、東洋医学的には、冷えすぎてしまうと熱くなってしまうのだそうです
これには思い当たる節があります
義母はリュウマチでしたので、薬をたくさん飲んでいました
絶対に冷えていたはずですが、暑いからといって冬でも素足で過ごしていました
当時はへーそうなんだと思っていましたが、冷えすぎて暑くなってしまったんですね
5.心も体も頑張らない
前回のブログにも書きましたが
女性は40歳を過ぎると副交感神経の数値がガクッとさがります
ということは、副交感神経優位になるよう意識しなくてはならないことになります
副交感神経とはゆったりモード
日々、仕事や子育てに追われる日々では意識してゆったりモードを作らなければ
イケイケの交感神経が優位になりやすいのです
なるべく休息し無理しないで睡眠をきちんととることだと思います
以上は私なりの更年期を楽に過ごすにはこれが良いのではないかな?と思っているものです
人はそれぞれ筋肉の付き方も違えば、腸内細菌の組み合わせだって人それぞれ
だからこの人に効いたものが自分に効くとは限らない
大事なのは自分に意識を向けてあげること
痛くなったから、何か症状が出たからではなく
いつも自分の内側に意識を置いて、思考や感情の曇りのない自分と仲良くしておく
疲れてるのかな?寝不足じゃない?おなかの調子は?イライラしてない?
そうすれば、更年期にはこれがいいらしいという外の情報に左右されず
更年期も楽にすごせるのではないでしょうか?
10年近くピラティスを学んでこんな風に思う様になりましたが
ピラティスと会わなかったら間違いなく重い更年期の私でした